初めてでも迷わない|小学校の転校手続き完全ガイド

役所/引越手続

必要書類・流れ・注意点をわかりやすく解説


「引っ越しが決まった。子どもの小学校はどうすればいいの?」
初めて小学校の転校手続きに向き合うと、
学校・役所・書類・期限……と、わからないことだらけで不安になりますよね。

この記事では、
小学校の転校手続きの流れ・必要書類・注意点 を、
全く知識のない方でも読みやすいように、やさしく丁寧にまとめました。

  • 何から始めればいいのか
  • どこへ行けばいいのか
  • どんな書類が必要なのか
  • 子どもの不安をどう支えればいいのか

ひとつずつ順番に説明していきます。
記事の最後まで読めば、転校手続きの全体像がしっかりイメージできるはずです。

※細かなルールや書類名は、市区町村や学校によって違うことがあります。
最終的には、お住まいの自治体の公式サイトや学校からの案内も必ず確認してください。


1.小学校の転校手続きは「3ステップ」で考える

まずは、全体の流れをざっくり掴みましょう。
転校手続きは、次の 3ステップ で進むと考えると分かりやすくなります。

  1. いま通っている小学校に連絡する
  2. 引っ越し先の市区町村役場で手続きをする
  3. 新しい小学校で転入手続きをする

この「学校 → 役所 → 新しい学校」という流れさえ頭に入っていれば、
細かい部分で迷っても、どこに相談すればいいか見当がつきやすくなります。

転校の全体スケジュールイメージ

タイミングやること行く場所
引っ越しが決まったら転校することを学校に連絡現在の小学校
引っ越し前〜直前学校から必要書類を受け取る現在の小学校
引っ越し後すぐ転入届を出す・住所を移す市区町村役場
転入届の後入学通知書(指定校通知)を受け取る市区町村役場
手続きが揃ったら新しい学校に書類を提出・転入手続き新しい小学校
初登校日子どもが新しい学校へ登校新しい小学校

この表を見ながら読み進めていくと、イメージしやすくなります。


2.引っ越しが決まったら最初にやること

── いま通っている小学校への連絡

最初の一歩は、今通っている小学校へ「転校の予定」を伝えること です。

いつ連絡すればいい?

目安は、引っ越しの1〜2週間前
可能であれば、もっと早く伝えておくと、学校側も余裕を持って準備ができます。

  • 急な転勤などでギリギリになってしまう場合も、分かった時点ですぐ連絡すればOKです
  • 遅くなっても対応してくれますが、書類の準備が間に合わない場合もあるので注意しましょう

どうやって連絡する?

方法は、次のどれでも大丈夫なことが多いです。

  • 連絡帳で「引っ越し予定があること」を伝える
  • 学校へ電話して「転校の予定があること」を伝える
  • 保護者面談のときに担任の先生へ相談する

最初の連絡の時点では、
「いつ」「どこへ引っ越すか」がだいたい分かっていれば十分です。

学校から受け取る主な書類

転校が決まると、学校側でいくつか書類を準備してくれます。
代表的なものは次の通りです。

書類名役割・内容のイメージ
在学証明書その小学校に在籍していたことを証明する書類
教科用図書給与証明書使っている教科書の出版社や種類を、新しい学校に伝える書類
転校連絡票(名称は様々)学習の進み具合や健康面など、子どもの情報をまとめた書類

これらは、新しい小学校に提出する大切な書類 です。
封筒に入れて渡されることが多いので、そのまま大事に保管しましょう。

書類の管理で気をつけたいこと

  • 引っ越しの段ボールには入れず、手荷物として保管 するのがおすすめです
  • クリアファイルや書類ケースにまとめて入れておくと安心です
  • 万が一失くしてしまった場合は、すぐに旧学校へ連絡しましょう
     (再発行には時間がかかることがあります)

長期休み前後の注意点

  • 夏休み・冬休み・春休みなど、学校が閉まっている期間は書類の受け取りが難しくなることがあります
  • 終業式や始業式の前後は忙しくなりがちなので、できるだけ早めの連絡を心がけましょう

3.引っ越し後に市区町村役場で行う手続き

引っ越しが済んだら、次は 市区町村役場での手続き です。

ここでは、

  • 住民票の住所を新住所へ移す
  • 新しい小学校(指定校)を決めてもらう
  • 学校に関する通知書を受け取る

といった大切な処理が行われます。

なぜ役所での手続きが必要なの?

日本の公立小学校は、多くの地域で「学区制」を採用しています。
つまり、住んでいる住所によって通う学校が決まる 仕組みです。

そのため、

  • 住民票が旧住所のまま
  • 新住所にまだ転入届を出していない

という状態だと、役所側で「どの学校に通うのか」を決められません。
結果として、正式な転入手続きが進められない ことになります。

転入届の手続きに必要なもの(一般的な例)

自治体によって細かな違いはありますが、
一般的には次のようなものが必要です。

用意するもの使いみちのイメージ
マイナンバーカードや通知カード住民登録・本人確認のため
本人確認書類(免許証・保険証など)保護者の本人確認
転出証明書(旧住所の自治体で発行)すでに転出手続き済みの場合に必要
印鑑(必要な自治体のみ)署名押印が必要な書類がある場合

「何を持っていけばいいか不安…」というときは、
事前に自治体のホームページで確認したり、電話で問い合わせると安心です。

役所での手続きの流れ

  1. 転入届の提出(住民票の住所変更)
  2. 教育委員会(または担当課)が学区に応じて小学校を決定
  3. 「入学通知書」や「指定校通知書」といった書類を受け取る

役所の中で手続きが完結する場合もあれば、
「教育委員会の窓口が別のフロア・別の建物」ということもあります。
窓口で案内してもらえるので、迷ったらその場で聞いてしまいましょう。

入学通知書(指定校通知書)とは

自治体によって名称はさまざまですが、
一般的には次のような役割があります。

  • 新しい住所で、どの小学校に通うかを示す
  • 「この学校に入学(転入)してください」という案内になる
  • 新しい小学校に提出することで、正式に受け入れてもらえる

この書類は、あとで学校に持っていく 重要な書類 なので、
他の転校書類と一緒に大切に保管しましょう。

越境入学について少しだけ

「引っ越し先の住所の学区ではなく、別の小学校に通わせたい」という場合、
いわゆる「越境入学」が必要になることがあります。

  • 保護者の通勤の都合
  • 兄弟姉妹がすでに別の学校に通っている
  • 特別な支援が必要で、受け入れ態勢の整った学校を希望したい

などの理由で認められる場合もありますが、
条件や手続きは自治体によってかなり異なります。

越境を希望する場合は、早めに自治体の教育委員会に相談する ようにしましょう。


4.新しい小学校での手続きと初日の流れ

役所での手続きが終わり、
入学通知書などの書類が揃ったら、いよいよ 新しい小学校での手続き です。

学校へ行くタイミング

おすすめは、平日の午前中(9〜11時頃)
この時間帯は、事務の方や先生方が比較的対応しやすいことが多いです。

避けたほうが良いタイミングとしては、

  • 昼休み
  • 授業がちょうど終わる時間帯
  • 行事(運動会・参観日など)がある日

などが挙げられます。
事前に電話で「○日に伺っても大丈夫ですか?」と確認しておくと、よりスムーズです。

学校へ持っていく書類

新しい小学校に持参する書類の例は、次の通りです。

  • 入学通知書(指定校通知書)
  • 在学証明書
  • 教科用図書給与証明書
  • 転校連絡票(学校によって名称いろいろ)

これらはすべて、旧学校と役所から受け取った書類 です。
封筒ごと学校に持っていき、「転入手続きに来ました」と伝えればOKです。

新しい学校での一般的な流れ

  1. 事務室または職員室で書類を渡し、内容を確認してもらう
  2. 校長先生へ挨拶(学校による)
  3. 担任の先生と顔合わせ
  4. 校内や教室の場所などを軽く案内してもらう
  5. 初登校日や、持ち物の説明を受ける

学校によって細かな流れは違いますが、おおよそこのようなイメージです。

初登校日に必要なもの

初登校日には、次のような持ち物が必要になることが多いです。

持ち物の例メモ・注意点
筆箱・鉛筆・消しゴムなどいつも通りの基本セット
連絡帳学校から配られる場合もあります
上履き・上履き袋学校指定の色や形がある場合も
体操服・体操服袋指定のものがあるか事前確認
給食セット(箸・ナフキンなど)給食のスタイルにより必要なものが変わる
ハンカチ・ティッシュ毎日の基本アイテム

細かい部分は、学校での説明や配布プリントに従って準備しましょう。

学校ごとの「ちがい」に戸惑わなくて大丈夫

  • 登校班があるかどうか
  • 上履きの色の指定
  • 宿題の量や出し方
  • 音読カードの書き方

など、学校によってルールや雰囲気はかなり違います。

最初のうちは戸惑うかもしれませんが、
1〜2週間も通えば自然と慣れてくることがほとんどです。
分からないことがあれば、連絡帳などで担任の先生に気軽に相談してみましょう。


5.転校のタイミング別メリット・注意点

「いつ転校するか」で、準備のしやすさや子どもの負担は少しずつ変わってきます。
ここでは、代表的なタイミングと特徴を簡単に整理しておきます。

よくある転校のタイミング

タイミングメリット注意点
学期途中勉強の進度が大きく変わりにくいいきなりクラスに入るので緊張しやすい
春休み前後新学年タイミングで友達を作りやすい役所・学校ともに非常に混みやすい
夏休み前後休み中に環境に慣れる時間がある学校が閉まっている日があり、手続きに注意
冬休み前後年度の区切りで気持ちを切り替えやすい休みが短く、準備期間も短くなりがち

どのタイミングにも「良い点」と「気をつけたい点」があります。
ご家庭の事情やお子さんの様子に合わせて、無理のない形で進めていきましょう。


6.子どもの気持ちを支えるためにできること

転校手続きは、どうしても「書類」「役所」「学校」という事務的な部分に意識が向きがちです。
ですが、主役はあくまで 新しい環境に飛び込むお子さん です。

ここからは、子どもの不安を少しでも軽くするために、
保護者ができるサポートをまとめます。

転校前にできること

  • 「通学路」を一緒に歩いてみる
     → 実際の道を歩くことで、当日の不安がぐっと減ります
  • 新しい学校の外観を一緒に見に行く
     → 校門や校舎、校庭を見るだけでもイメージが持ちやすくなります
  • 不安な気持ちを否定しない
     → 「寂しい」「友達と離れたくない」などの気持ちを、
       まずは「そう思うよね」と受け止めてあげることが大切です
  • 新しい文房具や上履きを一緒に選ぶ
     → 「これを持って新しい学校に行こうね」と、前向きな気持ちに繋がります

初登校日前後のフォロー

  • 前日の夜は、一緒に持ち物チェック
  • 朝は少し早めに家を出て、落ち着いて学校に向かう
  • 簡単な自己紹介を一緒に考えてみる
     (「名前」と「好きなこと」くらいで十分です)

例:
「〇年〇組に転校してきた○○です。サッカーが好きです。よろしくお願いします。」

転校後しばらくの支え方

  • 帰宅後、「どうだった?」と聞きすぎない
     → 子どもが話したくなったタイミングで話せる雰囲気をつくる
  • 「今日はよく頑張ったね」と、がんばりを認めてあげる
  • 必要に応じて、先生とも情報共有する
     → 連絡帳や面談を通じて、学校での様子を教えてもらうと安心です

親も完璧を目指さなくてOK

引っ越しや転校が重なると、
保護者の方もやることが多く、心身ともに疲れてしまいがちです。

  • 書類を一度に完璧に覚えようとしない
  • 分からないことは、その都度「役所」「学校」に聞けばOK
  • 親自身も休めるときはしっかり休む

「うちも完璧じゃないけど、何とかやれているよ」という姿を見せることも、
お子さんにとっては安心材料になります。


7.小学校の転校手続きでよくある疑問Q&A

最後に、よくある疑問を簡単にまとめておきます。

Q.転校の連絡はいつまでにすればいい?
A.分かった時点ですぐ、できれば引っ越しの1〜2週間前には伝えましょう。

Q.転入届はいつまでに出さないといけない?
A.一般的には「引っ越ししてから14日以内」を目安としている自治体が多いです。
 正確な期限はお住まいの自治体の案内で確認してください。

Q.書類をなくしてしまったら?
A.旧学校や役所に相談すれば再発行してもらえることが多いですが、
 時間がかかることもあるため、気づいたらすぐ連絡しましょう。

Q.同じ市内での引っ越しでも転校手続きは必要?
A.同じ市内でも、学区(校区)が変わる場合は転校手続きが必要になります。
 役所の窓口で確認するのがおすすめです。

Q.兄弟姉妹は同じ学校になる?
A.基本的には同じ住所・学区であれば同じ学校になるケースが多いですが、
 例外がある場合もあるので、役所や教育委員会に確認しましょう。


8.まとめ|一つずつ進めれば、必ず終わります

小学校の転校手続きは、

  • 学校への連絡
  • 役所での手続き
  • 新しい学校での手続き

と、やることが多く見えて不安になりがちです。
ですが、順番にひとつずつ進めていけば、必ず終わります。

大切なのは、

  • 早めに動き出すこと
  • 書類をしっかり管理すること
  • 分からないことはその都度、学校や役所に聞くこと
  • そして何より、子どもの気持ちに寄り添うこと

この記事が、
「何から始めればいいのか分からない…」という不安を少しでも減らし、
お子さんの新しい学校生活を気持ちよくスタートさせるための
手助けになればうれしいです。

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