引っ越しが決まったとき、小学校に通うお子さんがいる家庭で必ずといっていいほど出てくる悩みが、
「引っ越しても今の小学校に通い続けられないの?」
「転校させずに済む方法って本当にあるの?」
という不安です。
結論からいうと——
一定の条件を満たせば、引っ越し後も小学校を“転校せずに通い続ける”ことは可能です。
そのために必要なのが、自治体が認める 「越境通学(区域外就学)」 という制度。
ただし、申請方法や認められる条件を正しく理解していないと「許可がおりない」というケースも珍しくありません。
この記事では、
- 小学校は引っ越ししても転校しなくていい条件
- 越境許可の基準
- 教育委員会の申請手続き
- 必要書類
- 引っ越しのパターン別に“許可されやすいケース”
- 引っ越し後の子どもへのサポート
- 大阪市の特徴的なルール
まで、初心者でも迷わず理解できるように 完全保存版ガイド としてまとめます。
「できれば転校させたくない」「環境を変えずに卒業まで通わせたい」と考える保護者の方にとって、絶対に役立つ内容です。
1|小学校は引っ越ししても“転校せずに通い続ける”ことができる?

■ 小学校は“学区(通学区域)”で決まる仕組み
日本の小学校は、各市区町村が定めた「通学区域=学区」によって通う学校が決まります。
通常なら、
引っ越し=学区変更=転校
となります。
しかし、例外として “学区外でも在籍校へ通ってよい” と自治体が許可するケースがあります。
これが 越境通学(区域外就学)制度 です。
2|転校を避けるための最重要制度「越境通学」とは?

■ 越境通学の概要
- 勤務先や家庭の事情、学力・支援の観点などで、
「別の学校のほうが子どもにとって望ましい」と認められれば許可される制度。 - 多くの自治体で“年度ごとに更新”が必要。
■ 越境通学が認められやすい条件(全国共通で多いもの)
以下は全国の市区町村で多く採用されている基準です。
| 条件 | 説明 |
|---|---|
| ① 卒業が近い(5〜6年生) | 学年途中の転校を避けるため許可されやすい |
| ② 兄弟姉妹が同じ学校に在籍 | 家庭の都合として合理性が高い |
| ③ 保護者の就労・送迎の都合 | 共働き家庭など。送迎可能なら許可されやすい |
| ④ 祖父母宅など別住所からの通学が現実的 | 放課後の居場所が理由になることも |
| ⑤ 支援学級・特別支援が必要 | 環境の継続が重要視される |
| ⑥ 安全面に問題がない距離 | 通学距離が過度に遠くなければ認められる |
■ 越境通学が“特に許可されやすいケース”
- 自治会長・学校長の意見書がある
- 現在の学校とのトラブルがない
- 家庭事情の説明が明確で、合理性がある
- 学期途中の引っ越し
- 卒業まで残り1年未満
→ 自治体は「子どもの教育環境を急に変えたくない」というスタンスが強いです。
3|引っ越しの種類別「転校せずに通い続けられる可能性」

■ パターン①:学区内での引っ越し
→ 転校の必要なし(ほぼ100%)
住所変更を学校へ届け出るだけでOK。
■ パターン②:隣接する学区への引っ越し
→ 許可されやすい(可能性:高)
距離が近いため、安全上も問題が少ない。
■ パターン③:市内の離れた地域へ引っ越し
→ 理由書必須だが、認められることも多い(可能性:中)
家庭の事情が明確なら通る。
■ パターン④:市外や遠距離への引っ越し
→ 難しいが、不可能ではない(可能性:低〜中)
送迎が完全に必要になるケース。
特別支援や卒業間近なら許可例あり。
【許可されやすさ一覧表】
| 引っ越し距離 | 許可の可能性 | 特徴 |
|---|---|---|
| 同学区内 | ◎ | 転校不要。手続きも簡単 |
| 隣接学区 | ○〜◎ | 距離・安全面で問題なければ許可されやすい |
| 市内の別エリア | △〜○ | 事情の説明が必要 |
| 他市への引っ越し | △ | 送迎前提で許可例あり |
| 遠方 | ×〜△ | 原則厳しいが、理由次第で可能性あり |
4|転校せずに通い続けるための具体的な手続き(最重要)

■ 必要書類(自治体共通で多い)
| 書類名 | 内容 |
|---|---|
| 区域外就学申請書 | 教育委員会が用意する様式 |
| 新住所がわかる書類 | 住民票、賃貸契約書など |
| 理由書 | 「なぜ転校を避けたいのか」を説明 |
| 学校長の意見書(求められることあり) | 現在の学校の判断を添える |
■ 手続きの流れ(時期はとても重要)
① 学校へ相談(最優先)
担任・教頭・校長に「引っ越すが転校せず通わせたい」と伝える。
② 教育委員会で申請書をもらう
市役所・区役所の教育委員会へ。
③ 書類提出(理由書が重要)
家庭の事情を丁寧に説明すると許可されやすい。
④ 審査(1~3週間)
⑤ 許可通知書が届く
⑥ 毎年度更新の場合は更新手続き
5|理由書の書き方(審査で最重要)

許可が下りるかどうかは、理由書が大きく影響します。
■ 書くべきポイント
- 子どもの負担を減らしたい
- 学習・友達関係の継続性
- 引っ越し理由は家庭の事情でやむを得ない
- 通学距離は安全性に問題ない
- 保護者の送迎が可能(必要な場合)
■ 理由書の例文(そのまま使えます)
現在、小学校○年生の子どもが新しい環境に不安を抱えており、
できるだけ学習環境や友人関係を変えずに卒業まで通わせたいと考えています。
引っ越しは家庭の事情によるやむを得ない理由であり、
通学距離・安全性には問題のない範囲であるため、区域外就学を申請いたします。
必要に応じて保護者が送迎することも可能です。
何卒ご配慮いただけますようお願い申し上げます。
6|引っ越し後の子どものサポート(心理ケアのために重要)

引っ越しは大人が思う以上に子どもにとって大きな変化です。
■ よくある不安
- 新しい家・新しい生活リズム
- 友達と離れた寂しさ
- 今後の学校生活への不安
■ 保護者ができるサポート
| サポート内容 | 効果 |
|---|---|
| 新しい通学路を一緒に確認 | 安心感アップ |
| 家庭で話を聞く時間を作る | 心の安定 |
| 学校行事の日程を共有する | 予定の見通しがつく |
| 放課後の過ごし方を整える | 生活リズムの安定 |
7|【地域別】大阪市の“転校せずに通える”手続きの特徴

大阪市は越境通学に関して比較的明確なルールがあります。
■ 許可されやすい理由例
- 兄弟姉妹が在籍
- 祖父母宅から通学する
- 保護者の就労(共働き)
- 支援学級・特別支援の継続
- 卒業まで残りわずか
■ 手続きはこの順番でおこなう
- 在籍小学校へ相談
- 区役所の教育担当で申請書を取得
- 必要書類を提出
- 審査
- 許可通知
8|教育委員会との連絡は“早いほど有利”

引っ越し前に相談した家庭ほど、
「丁寧に対応され、スムーズに許可された」
というケースが多いです。
■ 相談のタイミング
| タイミング | 評価 |
|---|---|
| 引っ越しが決まる前(理想) | ◎ |
| 契約後すぐ(一般的) | ○ |
| 引っ越し直前 | △ |
| 引っ越し後 | △〜× |
9|まとめ|転校せずに引っ越すには“正しい手順”と“早めの相談”が必須
この記事の要点をまとめます。
✔ まとめポイント
- 小学校は引っ越しても“転校しない選択”ができる
- 自治体の「越境通学(区域外就学)」制度を利用する
- 許可されやすい条件が全国共通で多い
- 必要書類は「申請書・住所証明・理由書」
- 早いほどスムーズに許可される
- 子どもの心理ケアも忘れずに
- 大阪市は特に手続きが明確で相談しやすい
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