引っ越しが終わり、
「そろそろ役所で転入届を出そう」と思って行ったのに、
- 「このままでは受理できません」
- 「今日は手続きできないですね」
と言われてしまうと、
思わず不安になりますよね。
「転入届って、出しに行けば必ず受理されるものじゃないの?」
「期限を過ぎたから断られた?」
そんな疑問を持つ方も多いと思います。
実は転入届は、
期限を過ぎていても多くの場合は受理されます。
それでも、状況によっては
その場では受理されないケースがあるのも事実です。
この記事では、
- 転入届が受理されない代表的なケース
- なぜ受理されないのか
- その場合にどう対応すればいいのか
を、役所手続きに不慣れな方でも分かるように、
一つずつ丁寧に解説していきます。
そもそも転入届は「必ずその場で完了する手続き」ではない
まず知っておいてほしいのは、
転入届は、行けば必ず即日で完了するとは限らないという点です。
多くの人は問題なく受理されますが、
- 書類が足りない
- 状況が少し特殊
- 事実関係の確認が必要
といった場合、
一時的に手続きが止まることがあります。
これは「拒否」や「違法」という意味ではなく、
正しい内容で住民票を登録するための確認です。
転入届が受理されない主なケース

ケース① 転出証明書がない・提出できない
他の市区町村から引っ越してきた場合、
通常は「転出証明書」が必要です。
次のような場合、
その場で転入届が受理されないことがあります。
- 転出証明書を持っていない
- 紛失してしまった
- 前の市区町村で転出届を出していなかった
ただし、この場合でも、
- 前住所の自治体に確認してもらう
- 転出証明書を再発行する
などの対応で、
後日きちんと手続きできるケースがほとんどです。
ケース② まだ引っ越しが終わっていない
転入届は、
**「すでに新しい住所で生活を始めていること」**が前提の手続きです。
そのため、次のような状態だと
「まだ引っ越しが完了していない」と判断され、
その場で受理されないことがあります。
- 荷物は一部だけ運んだが、まだ前の家で生活している
- 新居と旧居を行き来している状態
- 家具やライフラインが整っておらず、寝泊まりしていない
- 単身赴任や二拠点生活で、生活の中心が定まっていない
このような場合、窓口で
「もうこちらに住んでいますか?」
「生活の拠点はどちらですか?」
と確認されます。
まだ生活の本拠地が移っていないと判断されると、
「引っ越しが完了してから改めて来てください」
と案内されることがあります。
これは拒否ではなく、
正しいタイミングで転入届を出すための確認なので、
過度に心配する必要はありません。
ケース③ 住民票を移す理由と実態が合っていない
住民票は「生活の本拠地」に置くものです。
そのため、
- 短期間だけ住む予定
- 一時的な滞在先
- 将来戻る予定の仮住まい
といった場合、
「本当にここが生活の中心ですか?」
と確認されることがあります。
状況によっては、
転入届ではなく別の手続きが適切と判断され、
その場で受理されないこともあります。
ケース④ 本人確認書類が不十分
転入届の手続きでは、
本人確認書類の提示が必要です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
などが一般的ですが、
- 有効期限が切れている
- 記載内容が大きく食い違っている
- 本人確認として不足している
と判断されると、
その場で手続きができないことがあります。
この場合は、
別の本人確認書類を用意すれば解決します。
ケース⑤ 世帯の状況が複雑な場合
次のようなケースでは、
世帯の扱いについて確認が必要になります。
- 世帯分離や世帯合併を伴う引っ越し
- 同棲や事実婚
- 親族以外との同居
このような場合、
世帯の考え方を整理する必要があり、
一度持ち帰りになることがあります。
ケース⑥ すでに別の手続きが進んでいる
- マイナンバーカードの住所変更
- 健康保険や年金の手続き
などを先に進めていると、
住民票情報との整合性確認が必要になります。
その結果、
転入届の受理が一時的に保留されることがあります。
「受理されない=違法・アウト」ではない
転入届がその場で受理されなかったとしても、
違法行為をしたわけではありません。
多くの場合は、
- 書類不足
- 事実確認
- 手続きの順番の問題
といった、事務的な理由です。
焦ったり、強く主張したりする必要はありません。
受理されないと言われたときの正しい対処法

まず確認すること
窓口で次の点を確認しましょう。
- 何が足りないのか
- 何を準備すればいいのか
- いつ改めて来ればいいのか
その場で解決できることも多い
ケースによっては、
- 前住所の自治体への電話確認
- 書類の再発行
- 記入内容の修正
などで、
その日のうちに解決することもあります。
事前に防ぐためのポイント
- 転出証明書の有無を確認する
- 本当に引っ越しが完了しているか整理しておく
- 本人確認書類を複数持参する
- 世帯の扱いを事前に考えておく
これだけでも、
受理されないリスクは大きく下がります。
まとめ
- 転入届が受理されないケースは実際にある
- 多くは「一時的な保留」で、やり直しは可能
- 原因は書類不足や状況確認がほとんど
- 落ち着いて対応すれば、きちんと受理される
転入届がその場で受理されなくても、
手続きが終わったわけではありません。
一つずつ確認し、正しく対応すれば大丈夫です。




